21日の深夜というか22日の早朝というか、4時頃、猛烈な腹痛で目が覚めました。

ピロリ菌の除菌をする10年ほど前までは、胃潰瘍に苦しんでいました。
その頃に、2度急性胃炎で救急外来に行っています。
その時の痛みを思い出しました。

でも、ちょっと違う。

以前は胃袋を掴まれるような痛みがずっと続いていたのに、今回は痛みのサイクルがあります。
波のように痛みが押し寄せてきては去っていく。
そのサイクルが短くなり、痛みが増していく中、不謹慎ですが、これが陣痛か、などと考えていました。

30分ほどもんどりうっていましたが、どうにも我慢できず4時30分頃着替えて外に出ました。
タクシーを捕まえて、東京女子医大の救急外来に行くためです。
救急車を呼ぶほどではありませんし、歩けますからね。

家から150mほど歩くと靖国通りなので、そこでタクシーを捕まえ東京女子医大の救急外来へ。
救急外来に行くのは、10年ぶりでしょうか。
入り口から受付までが、痛む身には遠いですが、一人で歩いて行く人は少ないんでしょうね。
受付で、保険証を見せると「救急外来だけの診療だと別途6000円ほどかかりますが、それに同意していることを同意書にサインしてください」というようなことを言われます。
深夜の勤務医確保のために利用料金があるのは理解できますから、サインします。
というか、そこで拒否して帰る人は、救急外来に来ないでしょう?

問診票に記入して、熱を測って、ようやく診察です。
その間も、サイクルのある痛みと戦っているわけですが、口頭で今日の状況を説明します。
その上で、若い男性の当番医が腹部を聴診器で見たり、叩いたりしていますが、どうもよく診断できない様子。
とりあえず、点滴をして、腹部のレントゲンを取ることになりました。





ここで、時間があったので写真をとってインスタグラムに投稿。
Facebookで、こんな夜中に写真を見てコメントをくれた方がいて感激します。
きっとまだ寝ていないか、もう起きているかどっちかな方たちです。

ここでレントゲンを数枚撮って、さらに腹部CTをとることになりました。
CTをとるのに、色々動いていたら、だんだん痛みが引いてきて、気づいたらば治まっていました。

このへんから落ち着いてきたのですが、当番医から朝になってきて引継ぎで二人くらい代り番こに医者が出てきたんですね。
そして、そのたびに似たようなことを聞かれるのが鬱陶しいですね。
何時頃からですか、とか、便は出ましたかとか、熱はありますか、とか、そういうのは引継ぎで書いておいてくださいと、言いたかったですが、そんな元気もありません。

ここで、ちょっとお姉さんの女医が登場。
やはり、こちらのほうが上らしく、パキパキと指示を出していました。

当番医のお兄さんではわからないようです。
心配ですね、彼の将来が。
深夜の救急外来には、救急車ではなく、家族に付き添われてやってくる人が5〜6人。
なかには、いつも来るらしいおじいさんもいたりして。
いつものクスリを貰って帰っていきます。


そんな周囲を眺める余裕もできてきた7時30分ころ、原因がはっきりしないので9時からの外来診察に行ってくださいとの事になりました。

点滴を変えて1時間ほど待ち、一般外来に向かいます。
一般外来は、道路を渡った反対側の建物になるので、念のためということで車椅子に乗せてくれました。
車椅子で移動するのは生まれて初めて。看護師さんに押してもらうのもなんだか申し訳ないです。

9時過ぎに消化器外来に行き、廊下のソファではなく中のリクライニングシートで休ませてもらいます。
そこで待っていると、さらに腹部エコーを取ることになりました。

胆石の可能性を調べるようです。
エコーを撮る部屋まで自分で移動して、大まかなところは女性の担当者が取るんですが、最後細かいところというか、難しいところは、年配のおじさんが無言で登場し、ぐりぐりとエコーをとって、無言で去って行きました。
さすらいのエコー師という感じでしたが、あれはなんだったんでしょうか?

女子医大なので、基本的には女医さんがいます。
要所要所なのか、専門医なのか、時々男性の医者が出てきます。
その辺の関係が独特な感じがしますね。

エコーの結果を待って、女医さんが診断結果を報告に来ました。
改めて、お腹の音を聞いたり、聴診器を使ってもくれましたが、基本は審査結果の診断です。
ここに到るまで熱と脈拍、指先の酸素量などを何度も測りましたが、驚いたのは、脈拍を測るのに、服の上からでもいいんですね。救急外来では125−90くらいで私にしては高かったのが、このころには108−75位と平常に戻っていました。

さて、診断結果は腸閉塞の疑いで、整腸剤を出してくれました。
横行結腸と胃の壁に厚いところがあるので、何らかの問題が疑われるということで、
胃カメラを1ヵ月以内に取って欲しいので予約してください、という指示も受けました。
因みに、今日は食事はダメで、水とかポカリスウェットを摂ってくださいということでした。

1階で支払いに並びますが、ここは支払受付は列に並んで、10人くらいの受付で診察券に入力し、その診察券を使って自動支払い機で払うシステムです。
私は、診察券がないので新たにつくったので、その分待ちましたが、他の大学病院に比べて、受付と支払いが早いのに驚きました。
さらに、支払金額が救急診療分が15,520円、消化器外来分が2,850円で、18,000円超!
現金持ってないなと思ったらば、この病院はカード支払いができました。
それもまたビックリ。助かりましたけどね。
画像診断が多かったので、高くつきました。

さらに予約受付は順番待ちが20人ごえ。
胃カメラは混んでいて、通常だと数ヶ月待ちなのですが、診断結果で1ヵ月以内とあるので予約の人が胃カメラ受付に問い合せて調整してくれました。それでも、とれたのが11月21日なので、ほぼ1ヶ月後です。
そんな先で、意味があるのかどうかという疑問はありますが予約して、次の診察も指定された女医が月曜日だけなので、其の次の月曜日になる25日の予約。

このへんの医師のスケジュールに左右される感じは、違和感が否めません。
たしかに、よく出来た病院なのですが、大学病院はこういう長期化が常ですね。

そして、よく寝たんですが、1ヶ月後の胃カメラが心配なのと、朝おきたらばなんだか胃腸がしっくりしないので、セカンドオピニオンを受けに、今朝、いつも通っているクリニックへ。

状況を話したらば、急性腸炎じゃないですかね? とのこと。

レントゲンにCTにエコーですか、それは大変でしたね、若い人は検査したがりますから。
で、尿検査はしなかったんですか?最初にするべきですよね。
病院から帰ったあとに便が出たんですか、それならば、腸閉塞じゃないですね。

ベテランの女医さんはバッサバッサと切り捨てちゃいました。

じゃ、来週、胃カメラしましょう。
50歳過ぎたらば、毎年胃カメラした方がいいですよ。

ということで、来週水曜日に胃カメラです。
結果次第では、女子医大に再度行くのをやめようかな。