最近、怒りが持続しないなと思う。

ブログやニュースで触発された怒りが、ある考えに至って、それをブログに書くというサイクルが弱っている。

最近、ブログ更新が少ないのはなぜなのだろうかと考えるうちに思い至ったのが、「持続力の低下」だった。

とくに「怒りの持続力」が低下しているのはまずいなと思う。
感動というか、涙腺の弱り方は、これまた甚だしいものがあるわけだけど、それはまあ、歳だね、ということで済ませられる。
でも、「怒りの持続力の低下」を「歳だね」と笑って済ませる訳にはいかない。

年寄りが怒りっぽくなるというのは、実は自分の能力低下が受け入れられなくて苛立っているからだという説もある。
当たり散らしているわけだ。
それも結構なエネルギーが必要だから、元気な証拠といってもいい。

でも、怒りが持続しないというのは、諦めが先に立つからだろう。
これは、生命力は落ちている感じがする。

原因として考えられる一つには、情報への反応の瞬発力をFacebookで発散しているというのがある。
シェアして意見を書いたりすると、それである程度満足してしまう。
ブログに至らないのだ。

でも、それでは考えが深まらないし、他の意見や知識と結びつけて展開しないと、横に広がっても行かない。
考えを横に広げていくのは自分の持ち味だと思っているので(拡散するだけかもしれないけど)、そこが出来ないというのは、良くない。

もう一つは、やはり年齢的なこともあるだろう。

持続力が問題になる歳になったというのは、色々な意味で感じるけれども、社会への怒りとか、お役所仕事への怒りはなくしてはいけないし、考え続ける力を衰えさせてもいけない。

そう再確認したくて、このエントリを書いてみた。